ファミリーマラソン

本日は刈谷も走りました。コブ2と共に500ｍ！(笑)
それにしても走るの好きな地域だよなあ…

刈谷家が田舎に越してくる前から仲良くしている友達が突然訪ねて来ました。娘さんがコブ1の親友でもあるので、ずっと遊びに行きたいと言われてはいたのですがなかなかその機会がなく…
ホンの20分ほどの再会でしたが、やはり友達はいいですねえ。

　
　ハクヤ様♪
こちらこそ、バトン受け取っていただいてありがとうございます♪
昨日のSSも気に入っていただけましたか！まだしばらくお付き合いいただきますよ！


では、本日もよろしくどうぞです。

『声が聞きたい』



夜も更けて。
眞王廟は人の動く気配もなく、すっかり冷たくなった風が色づいた葉を揺らす音だけが聞こえる。
本を持つ手元を照らす淡いランプの灯は、周りの闇をより深めているだけな気がする。
昼間の暖かさが嘘のように冷え切った窓の外。

　やけに人恋しいこんな夜は、君の声が聞きたくなるよ。

フォンカーベルニコフ卿に頼んで録音装置でも作ってもらおうか。ノリのいい彼の事だ、頼めば面白がって色んな台詞を録らせてくれるだろう。『おはよう』に『おやすみ』、もしかしたら名前だって…
そこまで考えてふと我に返る。そんな事を考えてしまうほど、僕は彼の声が聞きたいのか。
そんな自分が可笑しくて、小さく笑ったら心が少し温かくなった。

　本当に望んでいるのは、声だけじゃないけれど。

少しでも早く、彼の元気な声が聞けるようにとそっと祈った。

（片恋　20title　　『がらすのことのは』様）