お付き合いありがとうございました

さてさて、10月も今日で終わりです。
『N-O』の一周年記念月間も本日までとなります。
この一ヶ月、たくさんの皆さんにいらしていただいて、たくさんのコメントもいただいて、本当に嬉しかったです。
『毎日更新』という無謀にも思えた目標も何とか達成できました。更新時間がまちまちだったのがちょっと心残りではありますが…「あ～、刈谷にも生活があるよね」とお目こぼしいただければ幸いです。

そして、本日は橙と黒の祭典でございます！
内容的にはハロウィーンである意味がほとんどないんですが…え、えへ☆（←誤魔化した）
通常通り、NOVELの【単編】の方に更新してございますので、どうぞご覧になってくださいね♪


　ハクヤ様♪
惜しんでいただけるのは嬉しいですが、多分もうやりません！（笑）
楽しんでいただけて本当に良かった♪

　sin様♪
暖まっていただけました？夜は冷えますからね！
持ちつ持たれつのヨザケン…素晴らしいですよね！


それでは、記念月間の最後を飾るSSです！

『会いたいと思うことは欲張りなことですか？』



「いいですか？きちんとメシ食って、きちんと寝るんですよ？本を読みながらウトウトなんて、絶対ダメですからね！」
「はいはい。わかってるよ。」
「知らない人についてったり、危ない場所に近寄ったりするのも…」
「あ～、もう、一体僕をいくつだと思ってるんだよ！もう立派な男子高校生だよ？！」
ムッとして口を尖らせる貴方のすぐ横でも、同じような光景が繰り広げられている。
「あ～、もう、煩いよ、コンラッド！オレはもう子供じゃないんだからな！行くぞ、村田！」
「おう、渋谷！」
機嫌を損ねた双黒二人が、中庭の噴水に向かって走り出した。
「あ、ユーリ！待ってください！」
「猊下！最後にギュってさせてくださいよ～！」
オレ達の言葉に立ち止まった二人は、振り向きざまに可愛らしい舌をベーっと出して、そのまま噴水に飛び込んだ。大きな水音の後、静寂が訪れて。
横に並んだ幼馴染と顔を見合わせて苦笑する。

貴方が去ったばかりなのに、もう貴方に逢いたいなんて。

(相思相愛で10題　『彩時雨』様)